ほめ殺しをしてくれている人、ええ、だいたい見当ついてます(笑)。
こういうしくみになっていることも知らずにブログを始めてしまったという無謀さにあきれている人が多いことと思います。いやいや、笑うしかない。
このしくみには、いただいたコメントに返信する方法はないのでしょうね。もっとも、そうし始めたら、たいへんでしょうから、むしろ、そういうことができないように最初からしてあるのかも。とりあえず御礼を。
文字の読みにくさは、見るたびに気になっています。なんとか「行間半カク」くらいの組み版指定を入れたいけれど(!)、まだ方法がわからない。
ご存じとは思いますが、ここをご覧いただく時、ホイールのついているマウスであれば、「Ctrl(コントロール)キー」を押さえながらホイールを向こう側に回していただければ、文字が大きくなります。(IT音痴でも、このへんまでは知っているもんね♪)
一件、気になったコメントがありました。5日の、《 企業ブランド再評価元年? 「労働者」も消費者である。 》について、「派遣労働者との契約を一方的に打ち切った派遣先企業は、日本に1社たりとも存在しない」という内容でいただいていて、いろいろ悩んだのですが、ちょっとよくわかりませんでした。
ここでは、労使関係を議論するのが本意ではないのですが、「派遣切り」と呼ばれる契約解除は、ほとんどが経営側からの一方的行為だと思っていたので、意外でした。
派遣社員と経営者の間には、圧倒的な力の差があり、派遣労働者が経営者の国際競争の厳しさを想像するより、経営者が職を失った一人の人間やその家族の苦労を思いやるほうが、ずっとわかりやすいことだろうと思います。少なくとも、派遣労働に就いている側には、失職を拒否する、という選択が現実的に不可能とされているわけで、仮に事前通知などの一応のアリバイづくりがなされていたとしても、実質的には一方的と言わざるを得ない、と思うのです。
「一方的に打ち切った企業は1社たりとも存在しない」ということを、どんなふうに間違えていたのかを具体的にご指摘いただけたらありがたいなと思っています。
「派遣切り」にふれたのは、なぜかといえば、ここ数年、会社案内などを制作する時、必ず「CSR(企業の社会的責任)」という項目が入ってきていたからです。ウェブなので『ウィキペディア』から引用すれば、CSRとは「企業が利益を追求するのみならず、組織活動が社会へ与える影響に責任を持ち、あらゆるステークホルダーからの要求に対して、適切な意思決定したことを指すもの」であり、派遣問題で日本を代表する企業がみせた対応が、その理念とはまったく異なるものだったからです。
ステークホルダーとは企業にとっての利害関係者のことですが、当事者の最たるものである社員−労働者を、路頭に迷わせないように、人材として育成もし、生活を保証する、ということこそまさに「社会的責任」でしょう。
CSRを主張しながら、否定せざるを得ない状況をさらけだしてしまったことで、すでに企業イメージにとっては大きなマイナスです。同時に、問題発生の際、その経営的失敗(社会的状況の影響が大きいにせよ)の責任を痛感している、という意識、姿勢をまったくといっていいほど示すことができなかったことは、リスク管理の上でも未熟なことを示したといっていいでしょう。広報上の大きな技術的失敗でもありますが、やはり、日常的な経営の姿勢、というのは、こういう急転換した局面で欠陥が出てしまうのです。
少なくとも、経営陣が、現場で働く「我が社」の社員にもう少し思いをはせていれば、首を切らざるを得なかったとしても、対応やコメントにおいて違っていただろうという気がします。「派遣とは最初からそういう契約で、切ることがそんなに重大事ではない」という潜在意識が、社会の反応を見誤らせたわけです。
ふだんの商品広告における多少のミスなどとは違って、致命的、圧倒的な拒否反応が社会から返ってきた。ということは、この出来事が「人の道」に反している、つまり反社会的行為だと「世間」が判断したからです。
それでも、さすがに経営トップは学習が早くて、政治家のみなさんのようにいつまでも気がつかない、ということはないですね。御手洗さんなんか、発言でどんどん修正していっている。
いやー、ああいう大スポンサーをクライアントとして持っていないと、なんでも言いやすいなあ。
(※ すみません、訂正です。7日の《 雪輪は吉祥文様? よい一年になりますように 》の中で『延喜式』の七草粥に「粟」が抜けていました。六草粥になっていたことを訂正してお詫びします。)


