2011年03月08日

カンニングも、カンパも、犯罪だ!?

旧暦二月四日 壬戌(みずのえいぬ)

 カンニングで逮捕、という前代未聞の「事件」も、以前の尖閣ビデオ流出騒ぎのニュースのように、徐々にフェードアウトしていくのかなと思っていたら、前原誠司外相辞任、で、一気に消えてしまった。

 それにしても、焼肉屋のおばちゃんが年に五万円ずつだったっけ、カンパしていたなんて、誰がどうやってみつけたのか、あるいは「チクった」のか、と、まず呆れた。
 まあ、五万円のカンパは、こちらのようなビンボー人からみると大盤振舞ではあるけれど、「政治とカネ」というキーワードで大騒ぎするのも、ちょっと引いてしまう。小沢一郎さんの「法にのっとった」資金の動きとは根本的な性質が異なるだろう。

 他府県と較べてどうかはわからないが、京都には在日朝鮮人が多い。いちいちそうやって区別する必要も、また、しようもないほど、一体化している。
 だいたい、歴史をさかのぼったら、もともと京都をつくったのは、歴史書で渡来人と呼ばれる古代の朝鮮人だといってもいいほどである。海を渡った時期や理由は違っていても、いちばん近い隣国だから、本来、行き来はさかんであって当然なのだ。天皇さんのルーツの話じゃないけれど、おそらく、DNAをたどれば、多くの日本人がどこかで朝鮮人や中国人と混血しているだろう。

 だから、今回の「献金」問題で、「在日コリアンを外国人として扱うのは違和感を感じる」といった街角のコメントがあるのはもっともである。
 中学生くらいの頃、友だちが「在日」であることを、ふだんはいちいち意識することもなかったが、振り返れば、ケンカが強い連中は、彼らの中に多かった。番長を張っているのは、たいてい在日の同級生だったでしょうね。
 やはり、まだまだ差別が強かったから、たくましかったのだと思う。

 参政権が取り沙汰されているが、二、三十年前まで、「帰化」していない外国人には年金制度が適用されなかったり、「国民」健康保険に加入できなかったらしい。
 国益、などと言っているけれど、大阪の鶴橋なんか、コリアンタウンであればこそ「日本人グルメ」で(笑)賑わっているし、今年の春節でも、神戸の中華街、南京町なんか、ものすごい人出で通行止めになっていた。
 何かにつけ、おいしいところをいただくだけでは、フェアじゃない。

 とはいえ、法律で厳然と条文があるからには、政治家さんとしては、脇を締めておくべきだったでしょうね。
 もっとも、前原さんとしては、いいタイミングで辞めたのではないでしょうか。もともと外務大臣になりたかったという人らしいから、ことに今のポジションにはこだわりたかっただろうけれど、傷口の浅いうちに引いて潔い印象を残し、イメージを温存できたのは、菅内閣と一緒に沈没するより、結果、正解なのでしょう。本人もそれなりに計算したに違いない。

 得点を下げたのは、むしろ、追及した西田昌司さんかもしれない。
 断片的な経過をたどると、どうやら、焼肉屋に前原さんとツーショットの写真があるといった情報から、献金をしていないかと疑念を抱いたらしい。うーん、だとしたら、素晴らしい嗅覚。職業を間違えてるね。(笑)
 で、おばちゃんは「献金」をしているつもりはないから、茶飲み話を装って「そんなに応援してたら、献金した?」てなことを訊かれても、当然、そんなものしてない、といった話になる。
 で、あやしんだほうは、もし、わずかでもカンパの記録があれば、これは叩ける! と、公開されている政治資金の記録を徹底的に調べたようだ。
 おおむね、ネタ元はネットからなので、自信は持てないけれど(笑)、きっと、流れとしては間違っていないでしょう。

 前原さんの「法的責任」はもちろん免れないとしても、西田さんのほうは、この先、じりじりと、日本的心情論で、株が下がりそうな気がする。そこは、前原さんが素早く辞めた作戦勝ちになるのではないか。
 まあ、いずれにしても、国会は、こんなことで騒いでいるヒマはない、と思えるのだけれど。

 一方、同情すべきではないのかもしれないけれど、傷口の浅いうちに表に出ていれば、と可愛そうなのは携帯カンニングの受験生。

 試験中に見つかって退去させられていれば、まさか逮捕されることはなかった。
 合格したさに一所懸命トレーニングした、利き腕でないほうの手による、なんと呼ぶワザだろう、隠れ打ち? そんな名人芸が仇になった。

 こちらは、いろいろな問題が浮かび上がっている。

 まず、ヤフーだったかは、令状が出たらそれに応じると言っていたけれど、ヤフーもドコモも、さっさとIPアドレスや通信記録を警察に提供した。これは、今後に、令状なしで情報を提供する前例を開いた、といわれている。
 大学も同様で、簡単(でもないワザだろうけれど)にカンニングをできる環境をつくっておきながら、なんと、犯人探しを警察にゆだねた。

 マスコミは、一人ではできるはずがない、絶対協力者がいる、と騒ぎ、産経新聞では実際に複数犯と誤報して、あとから訂正と謝罪をしたらしい。新聞が誤報のあと訂正するのもめずらしいようだ。
 カメラ機能やOCR機能を使ったとか、略号で変換するとか、ポケットの中で打つ、外で中継する、……テレビも新聞も、考え得るあらゆる手口を想像して、おお、ケータイでそこまでできるのか、と驚かせてくれたが、フタを開けてみれば、彼はたった一人で、それも原始的なテクニックの熟練で、いともたやすく、最先端の(!)カンニングをやってのけていたのだ。

 だもので、この出来事に対するリアクションは、おおむね、二手に分かれる。
 おおざっぱにいえば、許せん! というものと、ちょっと可愛そうじゃん? というもの。前者は年齢層が高いほうに寄り、ITが苦手。後者は、最近よくいわれるケータイネイティブ世代が中心。
 これは自然ななりゆきでしょうね。

 カンニングまでは別としても、携帯電話に限らず、新しい機器が登場するたびに、いろいろな問題が生じる。ウォークマンのシャカシャカ音だってそうだった。
 だけど、若者は、ちゃんとルールを決めてあげれば、大人よりはるかにそれを守る。いまどき、電車の中で、大きな声で携帯で話しているのは、たいていおばさんかおじさんだ。

 大学の先生方によると、近頃の教室はめっきり私語が減って、静かなものだそうだ。かつてのような、ざわざわ、どころか、がやがやわいわい、そんなことは全くないという。で、なぜかというと、そういう学生は、みんな、ペコペコヒコヒコ、メールを打っている。(笑)
 まあ、勉強している学生や、授業の邪魔にならなければいい、と、先生方は黙認している。
 で、授業をろくに聴いていない学生たちは、論文を書く段になると、またITを駆使してネット上からコピペしまくり、大学の側は、それを見抜くソフトの導入に走る。

 カンニングを防ごうとしていかにも監視を強めると、受験生への心理的圧迫になる、とか、それでいて、万全を尽くしている、とか、矛盾だらけのことを言っているけれど、なら、カンニングごときで警察を頼るなよ、と思ってしまう。
 心理的圧迫なんて人によって違うのだから、必要なときは、ちゃんと監視すればいい。

 それよりも、もっといいのは、試験場で電波が通じなくすること。簡単なのだ。
 教室でも、コンサートホールでも、劇場でも、電車の中でも、「電源をお切りください」「通話はご遠慮ください」なんていわなくても、使えないようにしてしまえば、話は早い。
 営業マンで、電車の中に仕事先から電話がかかってきて、出ないというのもかなり勇気がいるだろうから、つながらないほうがよほどいい。道交法違反というなら、クルマの中もそうしてしまえばいいのだ。
 「ご遠慮ください」というのは「遠慮しながらやってね」と言っているのと一緒である。(笑)
 電波法あたりで問題があるのなら、さっさと法律を変えればいい。

 カンニングで逮捕された未成年、という事例が、この先ふたたび出ることは、なかなかないだろうという気がするけれど、この、最先端の? 方法論を外に向かって試みたことで、彼は目立ち、失敗した。
 だけど、あるいは、マスコミのいうように優秀な協力者がいて、閉じられたやりとりで同じようなテクニックを持っていたら、誰か、気づかれずに成功しているかもしれないのである。
 今、いちばん、はらはらしているのは、ひょっとすると、まったく知られざる方法でカンニングを成功させた受験生? だったりして。
   
ラベル:在日 受験 大学
posted by Office KONDO at 04:23| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
国会では 民主党・前原さんの中学2年の頃の付き合いの在日からの献金により法律違反で辞任
(違反という罰則 罰金 違反 事件の金額の問題?)
前原さんの奥さんは 創価学会員ですね。奥さんは 公明党支持者かなぁ?
飲食店に創価学会(公明党)も多いですね。(多いという言葉の割合)
飲食店 商店 ほか のトラブル問題。
国会どうなるかなぁ。消費税が 気になります。国会の行方を 推理したいですね。
シナリオなき 策略なき 政治 茶番劇じゃない。
ということで 名古屋市議選はじまります
税金で 生活する?政治家 公務員
国の財産を一般企業にする。民営化大企業と天下り。一般企業の危機。
民営化後の消費税値上げ 国家赤字増加
世界では 内乱もありますね。
日本経済 諸外国の株投資家 日本の企業株 日本製品
日本は 島国ですね。輸入 輸出。
国の政治的歴史と事件と世界の歴史 そこにある事実と繰り返される事があるだろうか
鳩山元総理の 母親からのおこづかい。
国民は 娯楽と仕事と生活の中で。
せいじ研究会(名前検討中 前原さんの人生 本売れるかなぁ。印税について〜
政治研究会(名前検討中
Posted by ジョージハリスン&村石太事件 at 2011年03月09日 12:05
奥さんが創価大の卒業だか何だかというのは、以前に話題になったことがあるような…。でも、現役の学会員さんなのかなあ。よくわかりません。もし、そうだとすると、菅さんや鳩山さんのおウチでの夫婦の会話は、なんとなくイメージできなくもないけれど、前原さんチは想像がつきませんね。まあ、思想信条の違いは超えて、むつまじければよろしいのではないかと…。
Posted by はんそく通信子 at 2011年03月09日 23:29
先日はコメント放り投げっぱなしで失礼しました。丁寧なお返事くださいまして有難うございました。

何だか大変でしたね。ブログの何たるかを理解されていない御仁もいたりして。。。MIXYと間違えてるんじゃないのって言いたくなりますね。

今日はヒマで国会中継見ちゃいました。案の定、途中で見てられなくってガマン出来ずにチャンネル替えました。細川大臣の回答のあたりでしたが。。。
ホントにどうしてくれるんでしょうね、我々の生活は?皆甲冑を着て責め合いでもしてくれた方が見てられます。いつになったら、ちゃんと物事が決まって国が動くのでしょうか。

今日質疑のあった年金の第三号被保険者なんて、出来た時から変てこで、このまま続けたら変なことになるぞーと思いましたよ。(私その頃、会社で社保担当だったのです。)
受取る人間が二人なのに、一人分払えばOKなんてありでしょうか。しかも妻一人で受取る期間の方が長いのですから。で、その分のツケは他の一号、二号の被保険者や税金投入でカバーするんですかね。これだけでも十分、共働きや自営業の主婦には不公平なんですけど、
「救済」とか「運用」とか、こんなに滅茶苦茶にしちゃって収拾つくんでしょうか。

この間十数年、誰も第三号のこと発言しないのは何故だろうと思い、私の勝手な憶測ですが、テレビも選挙も「主婦」を敵に回すのは恐いんだろうなぁ、と思って来ました。

Posted by さらりん at 2011年03月10日 20:47
(手がすべって半端で送信したので、続けます)

それでも年金、ここまで掛け続けて来たし、止めたら損ですものね。いくら貰えるのかな。
日本人、おとなし過ぎますかねぇ。

Posted by さらりん at 2011年03月10日 21:11
ヒマだからと国会中継を見る人もすごいですね。(笑)
日本人みんながそうだったら、世の中も、もうちょっと変わるかも。
年金問題は、複雑すぎてよくわからないのですが、だいたい、「消えた年金」の時点で、よその国だったら暴動。社保庁は焼き討ちにあっていそうなものだと思ってしまいます。
どんな制度も、完全に平等というのはあり得ないでしょうけれど、いつかどこかで、できるだけ透明な一元化に収束していかなければ、解決しないのではないかなあ。

夕方のTVニュースを見ると、東日本が、とんでもないことになっていました。
気象庁の地震情報をみると、さかのぼっても、どれが本震かわからないほど大きな余震が続いていて、これから大きな被害があきらかになってきそうな気がします。
関西の人間にとっては、どこかで大きな地震が起きるたびに、かつての阪神淡路大震災を思い起こしてしまいます。

これこそ非常時、救いがたい状況の国会や、ずさんな予算のばらまきをみていると、こういった予測できない天災リスクも、国民みんなでカバーする、といった安心国家には、ほど遠い気がしますね。
Posted by はんそく通信子 at 2011年03月11日 18:30
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